国内外のオーガニック素材で作る、家庭料理とお菓子の小さな教室。(広島県福山市)
マクロビオティックのその先へ(もしくはその原点へ)
2015年02月20日 (金) | 編集 |
2015.11.24 加筆修正しました。


最近「マクロビをしないと健康にはなれないのですか?」
なんて切迫したトーンで、何がどうした?と言った
質問をされる事が増えてきましたので、
こちらに私の個人的見解を記しておこうと思います。

ウィキペディアでマクロビオテイックを検索したら

【第二次世界大戦前後に食文化研究家の
桜沢如一が考案した食生活法・食事療法と
主張されるものの一種である。
名称は「長寿法」を意味する。】

と、ありまして、

【玄米を主食、野菜や漬物や乾物などを
副食とすることを基本とし、独自の陰陽論を
元に食材や調理法のバランスを考える食事法である】

と記されています。食事と健康の深い結びつきに
ついて考えた事がある人なら、どこかで必ず
マクロビオティックに触れる機会がある事と思います。
ご多分に漏れず私もその一人。
その理論に魅了されながら、でもその理論に
モヤモヤする何かがあったのも確かです。

マクロビオティックを勉強しながら、同時に東洋医学や
薬膳を勉強するようになって、次第にモヤモヤの正体が
分かって来ました。私は、人の体はそれぞれ違うから、
良いと言われる事を同じようにしても人によって出方が
違ったりするんだろうなと思っていて、(まさにそれが
個人差と言うもの!)、中医学理論には根っこに
その考え方があるのですが、マクロビオティックは
もっと大きく人の体をとらえていて、何か物足りない。

私のマクロビに対するモヤモヤは、
求めているものに近いけど何か違う、と思っていた
心から出ていたものだったのでしょうね。

また、これは個人的に感じる事ですが、
マクロビオティックに心酔される方は、
マクロ的なものは「善」、そうでないものは「悪」
と言った価値観に囚われ、非常に息苦しい考えを
持つ方が多いように思います。
料理は医療行為ではありませんが、
食べる事は人の体と心に大きな影響を与えています。
上から目線で正義を振りかざして作る食事が
素晴らしいとは私には思えません。

しかしながら、私はマクロビオティックを否定しません。
その考えに触れたからこそ食事と健康の深い結びつきに
気付いたのです、これはとても大事な事。
でも声高にマクロビを推奨する事もしません。それを敢えて
言葉にするなら、私はマクロビオティックのその向こう側
(もしくはその原点)へ向かおうと思います。

先の質問、「マクロビをしないと健康になれないのですか?」
その答えはNO。何かをすれば、若しくはしなければ
健康になれないなんて、人はそんなに簡単に
出来ていません。人の体と心は相互に密に作用しながら
形作られていて、そしてどんなに文明が発達しても、
人は自然の一部である事には変わりはありません。

モヤモヤの霧が晴れて、本格的に薬膳と
中医学の勉強を始めました。教室でお話する時、
自分の中から出てくる言葉は、血の通った
心に届くものでありたいと切に思います。

先人の知恵を今に活かす、温故知新で行きましょう。
まずは二十四節季、立春、雨水を過ぎて春に近づく
今日この頃の、早春の養生の仕方から。
(時々、学んだ事をこちらで記事にして行こうと思います)
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